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エンジンルームに入り込むネコ。子ネコは深い場所にいることも(日産自動車提供)
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エンジンルームに入り込むネコ。子ネコは深い場所にいることも(日産自動車提供)
タイヤの上で寝るネコ。ここからエンジンルームへ向かうケースが多い(日産自動車提供)
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タイヤの上で寝るネコ。ここからエンジンルームへ向かうケースが多い(日産自動車提供)
ボンネットを開けて確認するJAFの職員(日産自動車提供)
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ボンネットを開けて確認するJAFの職員(日産自動車提供)

 22日は「猫の日」。寒さがまだまだ続く中、ネコが暖を求めて、止まっている車に近づく。エンジンルームに入り込んでいるのに運転手が気づかず始動させ、ベルトの回転に巻き込んでしまうトラブルが後を絶たない。ネコの命を守り、部品が壊れるのをどう防ぐか。日本自動車連盟(JAF)が呼びかけるのが「猫ばんばん」だ。その手順とは-。

 「エンジンをかけると変な音がした」「車内でエアコンをかけると嫌なにおいが漂ってきた」

 JAF兵庫支部によると、2022年1月中、ネコに絡むロードサービス要請は全国で21件あり、そのうち11件はエンジンをかけた後で異変に気づき、死んでしまったネコもいた。

 現場へ急行するロードサービス隊員によると、現場で運転手とみられる数人がぼうぜんと立ち尽くしたり、焦って車の下をのぞき込んだりする様子をたびたび目にするという。

 ネコがエンジンルームに入り込むのは冬だけではない。警戒心が強い動物ゆえに狭い場所に安心感を求めたり、雨風をしのいだりする。出産シーズンの春や秋には子ネコが被害に遭うことも少なくない。

 予防策となるのが、発車前にボンネットを優しくたたく「猫ばんばん」だ。強くたたきすぎるとネコがおびえて身を固めてしまうので、あくまで「優しく」がポイント。その上で、耳をすませ、ネコが動く音や気配を感じたら、ボンネットを開けて確認するという手順が大切とする。

 では、実際にいた場合はどうするか。特に子ネコは部品の隙間深くに入り込んでいることもあり、注意が必要という。

 救助経験のあるJAF神戸基地の大川貴慈(あつし)さん(50)は「大声を出すのは良くない。怖がって出なくなることも多いので、必要以上に刺激しないでほしい」と指摘。その上で「『にゃー、にゃー』と事前に録音しておいたネコの鳴き声をボンネットに向けて流すのも効果がある。外出時には時間に余裕を持ち、発車時に確認するのを忘れないでほしい」と話した。

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