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日米友好の桜をテーマにした日本酒や茶葉の商品(伊丹市提供)
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日米友好の桜をテーマにした日本酒や茶葉の商品(伊丹市提供)

 日米友好の証しとして、兵庫県伊丹市産の桜が明治時代に米国に植樹されたことを記念した菓子や酒などが、今年も3月から販売される。市内の和菓子メーカーや酒造会社が桜をテーマに手がける恒例の限定品で、JR伊丹駅構内の市観光物産ギャラリーで購入できる。

 伊丹市の東野地区は、古くから苗木の産地として栄えていた。明治45(1912)年に、米国の首都ワシントンのポトマック河畔に、東野地区の桜を台木にしたソメイヨシノの苗木が植樹された。その後、米国では有数の桜の名所となり、毎年3~4月ごろには「桜まつり」が催されているという。

 伊丹市の記念商品は、植樹から100年の節目にあたる2012年から、市内のメーカーが連携して毎年販売。今年は4品で、桜の葉の香りの成分「クマリン」が含まれた日本茶(みどり園、税込み756円から)▽赤米を使った桜色の日本酒(伊丹老松酒造、同1870円)▽桜の香りが漂う緑茶と紅茶セット「さくらふわり」(香島園、同756円)▽桜の花びらをかたどったせんべい(三喜屋、同540円)。いずれも、春らしさが感じられるピンク色のデザインを基調としている。

 市内には昆陽池公園や瑞ケ池公園などが桜の名所として知られるほか、市役所新庁舎建設に合わせて整備された今池緑地(千僧1)には、米国からの「里帰り桜」が数本、植わっている。担当者は「春の訪れと、伊丹の桜の歴史を知る機会になれば」とPRしている。

 販売は4月上旬ごろまで(品切れ次第終了)。観光物産ギャラリーは午前9時~午後7時。

 市空港・にぎわい課TEL072・744・2088

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