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神戸女学院大の学生が開発した梅スイーツ「梅花の歌」(提供)
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神戸女学院大の学生が開発した梅スイーツ「梅花の歌」(提供)
梅スイーツを担当した福島萌香さん(左)と伊郷花怜さん=西宮市上大市4(神戸女学院大提供)
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梅スイーツを担当した福島萌香さん(左)と伊郷花怜さん=西宮市上大市4(神戸女学院大提供)

 「梅酒を漬けた後の梅の実がもったいない」。そんな声から神戸女学院大学(兵庫県西宮市岡田山)の学生が市内の企業と一緒に、梅の実を使ったもなかを考案した。2019年度から開発し始めるもコロナ禍で何度も中断し、ようやく販売にこぎ着けた。

 そもそもは学生有志が、地域や企業と連携して梅酒「こいうめ」を企画開発したのがきっかけだった。残った梅の活用を、大学の特色プログラム「地域創(づく)りリーダー養成プログラム」で考えることになった。

 同プログラムで門戸厄神駅周辺の活性化などを考える「門戸班」がスイーツ開発を始めた。ところが20年度はコロナ禍の緊急事態宣言などで打ち合わせすらできず、21年度の学生がようかんやタルトを考案するも販売には至らなかった。

 3年越しの思いを抱いた22年度の3年生10人が奮闘。あんこを使った菓子などの開発を手がけるサザエ食品(西宮市上大市4)の協力を仰ぎ、商品は和風と洋風の2種類を1セットにしたもなかとした。ナッツやチョコレートを入れて食感を変え、梅の味が強調されるようクリームやあんこの甘さを調整するなど、何度も検討を重ねてきた。

 開発を主導したのは福島萌香さんと伊郷花怜さんの2人。福島さんは「先輩から引き継いだ悲願のスイーツ。ようやく販売できてうれしい」と話す。

 商品名は「梅花(うめのはな)の歌」で、サザエ本店内「甘味茶寮 和雅家」で提供中(午後2~5時の喫茶時間のみ)。限定500食。税込み715円。

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