今年１１月に開業１５周年となる商業施設「阪急西宮ガーデンズ」（兵庫県西宮市高松町）で１５日、記念のトークイベントがあり、神戸市出身のタレント山之内すずさんがゲストで登場した。中高時代に足を運んだ思い出を笑顔で語った。

　阪急西宮ガーデンズは２００８年１１月２６日、阪急西宮スタジアム跡地にオープン。約２９０店舗を有する関西屈指の施設で、新型コロナウイルス禍直前の１９年には年間約２１００万人が訪れた。地元住民だけでなく多くの観光客にも親しまれている。

　会見では山之内さんが「中学生の頃、通っていたダンススクールのイベントがガーデンズであった。緊張しながら踊ったことを覚えている」と振り返った。

　高校時代も１人で買い物に来るなど愛着があるといい「『西宮といえばガーデンズ』というような場所。ずっと遊んでいた場所に仕事で帰って来たのは不思議な感覚」と笑顔を見せた。

　１５日からは「こころ、咲かそう。」をテーマに１５ジャンルのプロジェクトを開始。小説「阪急電車」の作者有川ひろさんが短編小説「庭園のレイディたち」を特別に書き下ろし、四季に合わせて発表する。

　ガーデンズ内の店舗では１５周年限定の商品やメニューを販売。ノベルティも配る。２１日には４階ステージで音楽ライブを開催し、同じく１５周年を迎えるバンド「ｆｌｕｍｐｏｏｌ」が登場する。

　山内恒治館長は、コロナ禍から踏み出すという意味をテーマに込めたといい「地域の方々に支えられてここまできた。全てのお客さまとスタッフがワクワクするような１年にしたい」と力を込めた。