世界的に有名な米ワシントン・ポトマック河畔の桜と兵庫県伊丹市の関係をＰＲしようと、市内の和洋菓子店６店が今年も「桜スイーツ」を販売している。４月中旬ごろまで。（中川　恵）

　ポトマック河畔の桜は明治の終わりごろに当時の東京市長から贈られた。その台木は、苗木産地として栄えていた現在の伊丹市東野地区で育てられたものだったという。寄贈から１００年が過ぎた２０１２年から、同市の呼びかけで市内の店が「桜スイーツ」を販売している。

　数年ぶりに出品するパティスリースーリール（東野６）はバウムクーヘン「百年の想（おも）い」（１箱６７０円）を販売する。菓子工房シュプレーム（北野３）は桜風味のスポンジを使う「北野桜ロール」（１本７３４円）▽Ｓｍｉｌｅ－Ｙａｍすみれ家（鴻池５）は春の香りいっぱいの和菓子「桜村雨たると」（１個１８４円）▽ケーキハウスフランダース（昆陽東３）は桜チーズケーキ（１個４４０円）▽パティスリーニルヴァーナ（昆陽４）は桜シフォン（１個３６８円）▽菓匠宝樹庵（安堂寺町７）は水まんじゅう「桜の雫（しずく）」（１個１７０円）－をそれぞれ提供している。

　終了時期は店舗によって異なる。市空港・にぎわい課ＴＥＬ０７２・７８４・８０６８