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「あの日、世界が変わった」とサブタイトルがついたブランドブック第3弾(提供)
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「あの日、世界が変わった」とサブタイトルがついたブランドブック第3弾(提供)
モデルとして活動するダウン症の男性。力強いまなざしが印象的だ(提供)
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モデルとして活動するダウン症の男性。力強いまなざしが印象的だ(提供)
公募で選ばれた10組11人のモデルたち(提供)
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公募で選ばれた10組11人のモデルたち(提供)

 自分らしくあることを、この街が認めてくれた-。

 まちの魅力を写真とストーリーで紹介する尼崎市のブランドブック第3弾が完成し、兵庫県尼崎市内の公共施設などで配られている。ディープで人情あふれる「あま」を凝縮した第1弾、等身大の若者の姿を伝える第2弾に続き、初めてモデルを公募。双子のママやベトナム人の女性消防団員、ダウン症の人ら「尼崎で人生が変わった」と語る10組11人の姿を映し出す。(広畑千春)

 まちを「良く・美しく」紹介するのではなく、ありのままの魅力を伝えようと、市広報課が2年前から毎年制作。「尼崎の最大の魅力」とする「人」に焦点を当てたアプローチで、第1弾は国内最大級の広告賞でも表彰されるなど、斬新さが好評を博してきた。

 公募は2022年9月に実施。76人の中から10組11人を選び、過去2作と同様、ベルギーの写真家ロブ・ワルバースさんが、取り壊し前の旧立花南生涯学習プラザなどで同年12月に撮影した。

 今回はモノクロのポートレートが中心。地球の裏側からやってきてシェアハウスで結ばれた夫婦、全国でモデルとして活動するダウン症の男性がいる。

 事故と病気で車いす生活になった後に介護福祉士の資格を取り、公共機関のバリアフリー化を訴える女性は「『君にはできない』? 勝手に決めつけないでよ」とほほ笑む。「尼崎という街に出合ったことが人生のターニングポイント」と、多胎児親子の居場所づくりを夢見る双子のママも。穏やかながら力強い瞳が、それぞれの物語を語っている。

 無料。B5判36ページで1万部を発行。インスタグラム(アカウント名amagasaki_style)では未公開写真を紹介している。尼崎市広報課TEL06・6489・6021

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