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就任会見で意気込みを語る高島崚輔市長=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
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就任会見で意気込みを語る高島崚輔市長=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
初登庁し、職員らに拍手で迎えられる高島市長=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
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初登庁し、職員らに拍手で迎えられる高島市長=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
議員総会では緊張した面持ちで席に着いた=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
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議員総会では緊張した面持ちで席に着いた=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
多くの記者やテレビカメラが集まった高島崚輔市長の就任会見=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
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多くの記者やテレビカメラが集まった高島崚輔市長の就任会見=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)

 1日、兵庫県芦屋市の高島崚輔市長(26)が市役所に初登庁した。市民と職員に拍手で迎えられ、あいさつ回りや引き継ぎ、就任会見などを行った。職員には「4年間、皆さんとワンチームで取り組んでいきたい。一緒に頑張りましょう」と呼びかけ、選挙戦で掲げたJR芦屋駅南の再開発事業見直しや公教育の改革に取りかかる。史上最年少市長の初日に密着した。(村上貴浩、広畑千春)

 午前6時前、普段より早めに起床。芦屋神社を参拝し、母親には「ありがとう。行ってきます」と伝えた。自転車通勤も考えたが、安全上の問題もあって職員が運転する車で出勤した。

 同8時45分、庁舎前に到着。玄関ホールに入ると、集まった職員や市民ら約300人を前に「市民と職員の真ん中に立って声を聞き、思いを集めて前向きに市政運営に取り組む」と深々と頭を下げた。

 市長室に移り、庁内会議に参加。1週間後に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行することを受け、役所内での対応を協議した。

 同10時からは議員総会に出席。新たに選出された市議21人を前に自己紹介し、幹部職員とともに「世界一住み続けたいまちづくりを一緒に」と訴えかけた。

 ランチは役所地下の食堂でカツ丼(税込み500円)。休息もつかの間、すぐに公務に戻った。

 午後2時ごろ、伊藤舞前市長から市政に関する引き継ぎとともに「期待しています」と激励を受けた。同3時からは就任記者会見。約30人の報道陣を前に「最も優先順位の高い施策」などの質問に答えた。

 同5時45分、業務を終えた職員に向け、就任あいさつ。「行政も政治も経験がないので、(職員から見ると)『これは違う』ということがよくあると思う」としつつ「『行政の当たり前には外れるが、法的には問題ない』というように、行政上の常識と法律上の事実を分けて報告してほしい」などと呼びかけた。

 初日の公務を全て終えた高島市長は「疲れは全くないですね。いよいよ始まって『やってやろう』というワクワク感が大きいです」と張りのある声で話した。

 今後は公約に着手する。中でも目玉の一つに掲げたJR芦屋駅南側の再開発事業については、早速2日に職員と会議を開く。

 同事業は、議会の承認を得られずに約2年間停滞した経緯がある。担当職員らはその間も地権者との綿密な話し合いや補助金に関する国や県との交渉に奔走しており、計画の見直しには職員との細かな情報共有や意思疎通が必須となる。

 全職員の平均年齢は約38歳(2022年4月時点)で、9割以上が自身より年上という環境。26歳のかじ取りに注目が集まる。

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