長年、警察の検視業務に携わったとして、兵庫県警は西宮市鳴尾町2、松尾医院院長の松尾信昭さん(64)に刑事部長感謝状を贈った。甲子園署の嘱託医として2011年4月から11年余りの間に400件を超える遺体の検視を行い、署員や留置人の健康状態も見守ってきた。「今後もご遺体の最期の声に耳を澄ませ、昼夜を問わず頑張っている現場の警察官を市民として応援したい」と話す。(広畑千春)
松尾さんは西宮市生まれ。01~06年に関西医科大高度救命救急センター(大阪府)で勤務するなど30年近く救急医療に携わったほか、イラク戦争のヨルダン難民キャンプやスマトラ島沖地震、東日本大震災の被災地などでも活動し、生死のはざまに立ち会った。
13年に父の跡を継いだのを機に、嘱託医として本格的に活動を始めた。事件、事故、変死…。400件以上の依頼を受けてきたが、「一つ一つ覚えている」という。何よりも大切にしているのは「事件性を見落とさないこと」。そして「もし事件性がなければ、可能な限り病名を付け、最期の日時を特定して差し上げたい」と思いを語る。
警察官が調べた体温などの記録を照合し、胸をたたいて音を聞き、体を隅々まで見る。不自然な傷はないか、水を飲んでいないか、脱水は…。一人の人がどう生き、どう亡くなったのか。解剖ができない状態でできることは限られるが「見極められるのは医師だけ。ご遺族も知らなければ前に進めない。ご遺体からも『見落とさないで』『家族に伝えてほしい』という声が聞こえる気がするんです」と話す。それは災害時でも、同じだ。
警察からの依頼は、深夜や未明に及ぶこともあるが、診療の合間を縫って臨場。1日に何度も署を往復することもある。新型コロナ禍では防護服で現場に赴いた。署員や留置人の健康観察も行い、藤原秀憲署長は「先生がいなければ署が回らない」と信頼を寄せる。
「命を救い、それができなくても死亡診断が最後の仕事だと思ってきたが、その後を診る医者がいる」と松尾さん。「若い医師や医師を目指す人たちにも、大切さを伝えていきたい」と力を込めた。

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