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三宅真理子さん
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三宅真理子さん

 兵庫県芦屋市南部の芦屋浜で、外国人と日本人が一緒にまちづくりに取り組む市民団体「こくさいひろば芦屋」の代表を務める。テーマは「多文化共創」。国際学校が立地するなど国際色豊かな地域で、外国人の子どもに向けた勉強会や多文化理解のイベントを開く。「『楽しい』が私の原動力。外国人も日本人も関係なく楽しめる場をつくりたい」

 大阪府出身。もともと外国に興味があり、大学時代は海外旅行が趣味だった。結婚後の2013年、夫の仕事でフランス・パリに移住したことが、人生最大の転機となった。

 好きで始めたテーブルコーディネートは全国大会で入賞するほどの実力だったが、パリでは日本のような形式的なマナーなどは全く重視していなかった。「純粋に人とのつながりを楽しんでいた」と衝撃を受けた。フランス語は話せなかったが、現地での交流を求めて地域の料理教室に通った。日本料理の一日講師を頼まれて身ぶり手ぶりで乗り切った経験は「地域の一員になれた気がしたし、フランス語を学ぶ意欲にもつながった」。気付けば今の活動の原点になっている。

 帰国後の17年、「外国人と関わりたい」と団体に参加した。思い出すのは、翌18年の代表就任直後に参加した正月イベント。一緒に豚汁作りを手伝った外国人家族が「リアルな日本文化に触れられた」と喜ぶ姿は、パリの料理教室で講師を務めたかつての自分に重なった。「外国人も手伝う側、教える側に立てばいい」と気付いたきっかけだった。

 市内の公園で中国人が太極拳を教えたり、小学校の教室で日本人が日本語を教えたり、スペインの中学生がナイフやフォークの使い方を住民に教えたり。外国人が地域に溶け込むため、日本人と互いに学び合う活動を模索し続ける。「一方的ではなく、みんなで一緒にやる。だから『共創』なんです」(村上貴浩)

【メモ】2014年に帰国後、芦屋市内や大阪で見ず知らずの外国人に声をかけては自宅に招待し、夫と一緒に食事を振る舞った。年間200人以上を招いた時もあったといい、「人とのつながりが本当に楽しかった」と優しく笑う。

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