大きな揺れと父のうなり声、2階の窓から降り立った庭の感触、消えそうな母の息…。夢であってほしいと願ったあの日を鮮明に覚えている。西宮市の吉村友子さん(68)は、阪神・淡路大震災で父弘一さん=当時(68)=と母町子さん=当時(64)=を亡くした。悲しむ間もなく、シングルマザーとして娘2人を育て上げ、障害のある兄を見守ってきた。「家族を守るため必死だった」。31年をそう振り返る。(貝原加奈)
大きな揺れと父のうなり声、2階の窓から降り立った庭の感触、消えそうな母の息…。夢であってほしいと願ったあの日を鮮明に覚えている。西宮市の吉村友子さん(68)は、阪神・淡路大震災で父弘一さん=当時(68)=と母町子さん=当時(64)=を亡くした。悲しむ間もなく、シングルマザーとして娘2人を育て上げ、障害のある兄を見守ってきた。「家族を守るため必死だった」。31年をそう振り返る。(貝原加奈)