3月3日の「桃の節句」に合わせ、120年以上前に作られた華やかなひな人形が、国指定重要文化財「ヨドコウ迎賓館」(芦屋市山手町)で公開されている。内裏びなは高さ約45センチと大ぶりで、豪華絢爛(けんらん)な衣装をまとい、重厚な雰囲気を醸す。4月5日まで。(堀内達成)
ひな人形は、灘の酒造家、八代目山邑(やまむら)太左衛門が長女の誕生を祝い、京都の老舗「丸平大木人形店」に特注品の制作を依頼。1900(明治33)年から翌年にかけて、納められたという。
現在は迎賓館を管理、運営するヨドコウ(大阪市中央区)が所蔵し、毎年この時期に公開している。
内裏びなや居稚児(いちご)、三人官女などを四段飾りに並べたひな人形のほか、花見の宴の様子を表現した「花観人形」は、中央に明治天皇と皇后に見立てた人形が並び、洋装の天皇が目を引く。嫁入り道具を添えた花嫁姿の人形もある。
3組の人形群で計33体が展示されており、同人形店の作品が、良い保存状態でここまでそろっているケースは少ないという。
友人と訪れた女性(58)=尼崎市=は「西洋の服を着ているなど、自由な部分に引きつけられた。いつまでも見ていられる」と話していた。
入場は一日4回の入れ替え制。同館のホームページから事前予約が必要。大人500円。小中高生は200円。月曜と木曜休館。同館TEL0797・38・1720
























