コンピューターのプログラムコードから生まれた絵画や立体、動画などデジタルアート作品の個展「息するコード」が、加西市北条町北条のギャラリー「Void(ヴォイド)」で開かれている。作者は神戸市の高尾俊介さん(42)。「新しい表現方法を身近に感じてほしい」と話す。11月4日まで。(敏蔭潤子)
神戸の町並みを描いた絵画。3Dプリンターで作り上げられた仮面…。個展の会場には21点が展示されている。いずれも、高尾さんがプログラミング言語を駆使して生み出した作品だ。
高尾さんは情報科学芸術大学院大学(岐阜県)メディア表現研究科を修了し、メディアアートを研究。「もう少し日常に溶け込んだ小さな作品をつくりたい」と、生活の中で感じたことをプログラミングで表現するようになった。