大幅な人口減少が予想される加古川市志方西地区の住民らが、地域の魅力を実感しながら暮らすため10年先を見据えた「未来づくりプラン」を作成した。シンボルである原大池を利活用し、ウオーキングマップ作成やコース設定で地区外からも人を呼び込む。深刻な人口減少や高齢化が進む農村部は多く、住民主体で広域のまちづくりに取り組む動きは注目を集めそうだ。(増井哲夫)
山中、西牧、永室、原、成井、横大路、西山の7町内会で構成。高砂市境の高御位山をはじめとする里山の山裾に複数のため池が点在し、水稲やイチジク栽培が盛んな田園地帯だ。しかし、高齢化や若年層の流出で人口は減り続けており、推計では2045年には20年比マイナス44%、地域によってはマイナス50~60%以上が予想される。