鬼追踊で用いられる青鬼面。右が実物、左がレプリカ=加東市畑
鬼追踊で用いられる青鬼面。右が実物、左がレプリカ=加東市畑

 朝光寺(加東市畑)の県指定重要無形民俗文化財「鬼追踊」で使われる鬼面のレプリカを、加東市と市観光協会が完成させた。五つある面のうちの一つ「青鬼面」で、3Dプリンターを使った精巧な仕上がり。国宝の本堂内に設置され、観光ボランティアの立ち会いがあれば、触れて見学ができるという。(金井恒幸)

「伝統の鬼追踊に関心を」

 鬼追踊は毎年5月5日、本堂前で披露される。住吉明神の化身とされる翁(おきな)と赤、青、黒、黄色の4体の鬼が木製の面を付けて登場。たいまつやおの、太刀、錫杖(しゃくじょう)を持ち、鐘の拍子に合わせて踊る。