引退を表明した三原舞依=8月、大津市、木下カンセーアイスアリーナ(撮影・斎藤雅志)
引退を表明した三原舞依=8月、大津市、木下カンセーアイスアリーナ(撮影・斎藤雅志)

 フィギュアスケート女子で2022年グランプリ・ファイナル覇者の三原舞依(26)=シスメックス、神戸市須磨区出身=が18日、今季限りでの現役引退を表明した。全日本選手権(東京)開幕前日の公式練習後に「(競技人生)18年の集大成。納得のいく演技をして、笑顔で終えられたら」と話した。

 神戸市立東須磨小2年で競技を始めた。県立芦屋高1年で若年性特発性関節炎を発症。その後も体調不良を乗り越え、22年の四大陸選手権で2度目の優勝を果たした。甲南大大学院に在学し、研究と競技を両立していた。

 同門の坂本花織(神戸市灘区出身)が今季限りでの引退を6月に表明。その際に「私もそうなるかも」と伝え、氷の上で抱き合いながら「頑張ろう」と誓い合ったという。引退後はアイスショーへの出演や振付師の道を目指す。(船曳陽子)