神戸市とラグビー・リーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズは、スポーツの地域課題の解決を目指す実証実験に参加するスタートアップ(新興企業)を募っている。二つの課題について、人工知能(AI)などの先端技術を活用し解決に資する提案をしたスタートアップに、それぞれ上限50万円の支援金を交付する。
神戸市は2018年度から、行政課題の解消や起業家育成を目的に、スタートアップと協働する「アーバンイノベーション神戸」という取り組みを進めている。今回はそのノウハウも生かし、新たなプログラムとして実施する。
提案を募集する課題(かっこ内は目的など)は、①試合観戦時のファンサービス向上に向けた新技術を活用したサービスの開発(AIなどの先端技術を活用し、ラグビーの経験がない方でも試合観戦を楽しめるサービスを観客へ提供することを目指す)②AIなどの先端技術を活用した試合・練習動画の撮影・配信サービスの開発(試合会場に行けないファンのために、臨場感のある動画を撮影し、配信を行うことでファンの満足度向上や新たなラグビーファンの増加を目指す)-の二つ。
最大2チームの提案を採択する予定。採択後は2週間に1回程度、打ち合わせがある。来年1~3月をめどに、市の担当職員と協働で製品・サービスを開発、試行導入することを目指す。
応募は専用フォーム(https://senses-form.mazrica.com/webforms/?webformid=5BnolOuQVxzw)から。9月15日締め切り。問い合わせはメールで神戸市経済観光局新産業創造課(kobe_startup@office.city.kobe.lg.jp)へ。