神戸市教育委員会は8日、職場の野菜の苗を販売したなどとして、市立神出自然教育園(西区)の会計年度任用職員の男性(67)を懲戒免職処分にした。
同園は農産物の栽培や収穫の体験ができる施設。市教委によると男性職員は2月以降、職場で栽培したトマトやキャベツなどの苗を持ち帰って農産物の直売所で販売した。さらに自宅からコマツナやチンゲンサイなどの種を持ち込み、同僚に手伝わせながら施設を私的に使って苗に育てた上、販売していたという。
市教委は少なくとも計3115円の売り上げを確認したが、全数は把握できていない。男性は収入目的と認め、給与の一部を返還する意思を示しているという。(井沢泰斗)