右の建物が元は使用人棟で、左が母屋。2階の連結部分のよろい戸が重なっている=ラインの館
右の建物が元は使用人棟で、左が母屋。2階の連結部分のよろい戸が重なっている=ラインの館

 萌黄(もえぎ)の館(中央区北野町3)では、お手伝いさんが住んでいた「使用人棟」が、母屋とは別に設けられていた。こうした別棟は、北野周辺に残る他の洋館でも確認できるらしく、現地の建物に詳しい剪画(せんが)作家とみさわかよのさんと見て回ることにした。