くりっとした目が愛らしい在りし日のガイア=2022年10月(王子動物園提供)
くりっとした目が愛らしい在りし日のガイア=2022年10月(王子動物園提供)

 神戸市灘区の王子動物園で飼育されていたシセンレッサーパンダの「ガイア」(雄、21歳)が20日、老衰で死んだ。国内の同種では2番目に高齢の個体だったという。

 園によると、ガイアは横浜市の動物園で生まれ、2009年に神戸へ移ってきた。1年以上前から目の病気で公開を中止し、療養を続けていたという。献花は、フラミンゴ池北側の「動物感謝碑」で受け付けている。

 シセンレッサーパンダは中国南部の亜高山帯の森林に生息し、夜行性で木登りが上手とされる。王子動物園の飼育個体は、ガイアのパートナーだった雌の「ノハナ」(8歳)と雄の「ジャズ」(8歳)の2頭となった。(井沢泰斗)