神戸市選挙管理委員会は3日、北区と長田区の両区選管が法令で保管が義務付けられている書類を誤って廃棄したと発表した。区選管の誤廃棄は兵庫と東灘で明らかになり、3月19日に公表したばかり。市選管は、各区選管に改めて立ち入り調査をし、「他に誤廃棄はない」としている。
公選法施行令などは、選挙の関係書類は当選議員の任期中、国民審査は5年間の保管を義務付けている。
この期間中にもかかわらず、北区は2021年の国民審査の選挙人名簿抄本(約18万人分)▽22年~25年の参院選、市長選などの投票所入場券や宣誓書、整理票(計約33万2千人分)を廃棄。長田区は、21年の国民審査の選挙人名簿抄本(約7万9千人分)と投票所入場券など(計約3万7千人分)を捨てていた。
市選管によると、両区選管とも、国民審査の関係書類の保管義務を認識していなかったという。北区は、各選挙の書類についても、選挙人名簿抄本のみが対象と考えていた。
区選管の誤廃棄は、最初に兵庫区で発覚した。市選管が確認したところ、東灘区でも明らかになったが、他の7区は問題なしと報告。その後、3月19日の公表などを受けて北区と長田区が改めて精査し、誤廃棄が分かったという。
市選管は「文書の適正管理を徹底することで再発防止に努めたい」と謝罪。保管方法などのマニュアルを早急に整備し、職員に対して研修を実施するとしている。(篠原拓真)
























