再度公園の魅力アップと利用者増に取り組む神戸親和大生と永瀬良輔さん(2列目右端)=神戸市北区山田町下谷上
再度公園の魅力アップと利用者増に取り組む神戸親和大生と永瀬良輔さん(2列目右端)=神戸市北区山田町下谷上

 六甲山地にあり、神戸の中心部にほど近い再度公園(北区山田町下谷上)の利用者を増やそうと、北区の神戸親和大学に通う学生たちが奮闘している。園内のカフェと協力して三つのプロジェクトを進めており、第1弾として24日と7月1日に食堂を開く。

 北区の諸課題について、地元住民らと連携して解決を目指す社会参画型授業「地域共創科目」の一環。

 再度公園でカフェ「Re_encounter(アールイー・エンカウンター)」を営む永瀬良輔さん(61)は、7年前の開業時から活性化に取り組んでいる。昨年、利用の少ない若者を呼び込むアイデアの検討を大学側に提案したところ、1年生8人が手を挙げた。

 全員が訪れたことがなく、存在を知らない学生もいたことから、まずは園内や周辺の山々を散策。豊かな自然を体感してもらい、知名度と魅力アップに向け議論を重ねた。

 今年4月からは、学生3人が新たに参加。平日の食堂営業▽神戸中心部から公園までのトレイルマップの作製▽映えるベンチの設置-の三つのプロジェクトに取り組むことにした。

 食堂は、永瀬さんが毎週水曜にカフェで開くマルシェに合わせて午後1時~3時半にオープン。市内の農家が栽培し、鉄分など栄養豊富なスーパーフードで知られる葉物野菜「カラルー」を使った焼きそば、ベーグルなどを販売する。

 「若者ならではの見せ方、発信力に期待したい」と話す永瀬さん。文学部2年生の橋詰星奈さん(19)は「公園の魅力を知るたびに、より高めたい気持ちが強くなっている。多くの人が年を重ねても訪れたくなる思い出の場所になってほしい」と意気込む。(今泉欣也)