■滋賀・東近江市長の親責任論否定「子どものパワー切れ」
東近江市長が滋賀県の首長会議で「不登校は親の責任」「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」と発言し、波紋を呼んだ。「(市長の中では)時代が止まっている」と話すのは、三木市のフリースクール「S-BASE」代表の清水ひとみさん(51)。全国的に不登校が増え続け、行政も対策に重点を置く中、なぜこのような発言が生まれるのか-。不登校との向き合い方とともに、清水さんに聞いた。(小西隆久)
清水さんがフリースクールを開いたのは、スクールの副代表を務める長女里姫(りき)さん(27)が、小学3年の頃から断続的に不登校になったのがきっかけだ。