神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 公明党兵庫県本部(赤羽一嘉代表)が来年1月上旬に神戸市内のホテルで開催する「新春年賀会」で、慣例だった自民党議員の招待を取りやめたことが19日、公明関係者への取材で分かった。前回は自民県連会長の末松信介参院議員があいさつに立ち、他の自民議員も壇上で紹介を受けたが、今回はいずれも見送る方針。10月に自公連立政権が解消されたことを受けた対応とみられる。

 新春年賀会は、公明議員や支持者らが集まる政治資金パーティー。前回は公明の斉藤鉄夫代表のほか、兵庫県の斎藤元彦知事や県内市町の大半の首長も出席した。

 また例年は自民の国会、地方議員も招き、支持者らに協力関係をアピールする場になっていた。関係者によると、今回は連立解消を受け、自民側に正式な案内を送っていないという。

 公明県本部の幹部は取材に「与野党の関係にあるため党としては招待しないが、自民議員の出席自体を拒否しているわけではない」と説明した。(井沢泰斗)