大阪・関西万博の会場でレジオネラ属菌が検出された問題を巡り、大阪健康安全基盤研究所(大安研)は19日、大阪府内で感染拡大はなかったとの分析結果を明らかにした。府内の発生動向は例年並みだったほか、発症した患者情報を確認したところ、会場で感染したと考えられるレジオネラ症はなかったという。
レジオネラ属菌は自然界に広く存在する菌だが、高齢者や免疫力が弱い人は吸い込むと肺炎になる恐れがある。万博会場では海水を引き込んだ「ウォータープラザ」など複数箇所で検出された。
大安研は大阪府や大阪市、国立感染症研究所と共に、来場者やスタッフの感染症患者情報を収集したり、会場での発生兆候を探知したりして調査した。
























