兵庫県内の主要企業を対象に神戸新聞社が実施した２０２６年春の大学・大学院新卒者採用計画アンケートは、企業の採用意欲がかつてない水準に高まる中、人材獲得に向けて試行錯誤を重ねる企業の姿が見られた。初任給引き上げのほか、通年採用や外国人の雇用に乗り出す企業もあった。人手不足の深刻化を背景に、従来の手法にとらわれない企業が増えつつある。（記事末尾に回答約150社の回答状況表）
採用者数を１年前に比べて「増やす」とした企業は、前年比４・８ポイント増えて４５・３％（７２社）に上った＝グラフ。２４年春採用と同水準の高さで、「同程度」とした５９社を合わせ、全体の８２・４％が採用に前向きな姿勢を示した。
