特殊詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県丹波市氷上町市辺の「セブン-イレブン丹波市辺南店」オーナーの西ケ開護(にしがびらきまもる)さん(39)が2月26日、丹波署から署長感謝状を受けた。高齢男性の相談内容から詐欺を見抜き、警察と連携して被害を防いだ。(秋山亮太)
■「1人で悩まず積極的に相談して」
同署によると、1月25日昼ごろ、市内に住む70代後半の男性が同店を訪問。レジで「1万円を振り込めば10億円当選すると言われた。本当か」と相談した。金額の大きさから西ケ開さんはすぐに「詐欺の可能性が高い」と違和感を抱いた。
男性が見せたメールには、コンビニで電子マネーカードを購入して送金するよう指示があった。「もし詐欺でも1万円くらいの被害ならいい」と言う男性を西ケ開さんは根気強く引き止め、同署に連絡。男性は一度病院に行ったが、夕方に再び来店し、西ケ開さんと駆けつけた警察官が説得して被害を防いだ
2月26日、計倉昭博署長から賞状を受け取った西ケ開さんは「お客さんを守れて安心した」と振り返った。日ごろから防犯情報を調べて従業員に共有し、「特に詐欺はお客さんの様子を気に掛けるよう呼びかけている」という。「コンビニの店員は身近で話しかけやすいはず。1人で悩まず、積極的に相談してほしい」と話していた
同署によると、1月から2月26日までの丹波市内での特殊詐欺被害の認知件数は2件で、被害総額は約310万円。SNSを通じて投資名目でだまし取る手口の被害は1件720万円となっている。

























