1889(明治22)年創業で、三田唯一の造り酒屋「岡村酒造場」(木器)が、古代米の「赤米」とワイン酵母を使った酒「咲蔵(さくら)」を20日から販売する。酵母による爽やかな酸味と発泡、春らしいほのかなピンク色が楽しめる。予約も受け付けている。(黒田耕司)
岡村酒造場は、「千鳥正宗」の銘柄で知られる老舗。2022年から、岡村理恵さん(49)が、6代目当主として切り盛りする。酒米「五百万石」や赤米を自家栽培しており、昨年末に販売した新酒「三田しぼり」、「古代しぼり」は完売するなど好評だ。
咲蔵は、岡村さんがワイン酵母を使った日本酒の存在を知り、栽培する赤米の一部を使って2年前に仕込んだのが始まり。
ワイン酵母を使うため、飲み口はフルーティーで少し酸味があり、飲みやすい。アルコール度数も9~10%と、通常の日本酒より低い。赤米には、ポリフェノールやビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているのも魅力だ。振ると発泡するので、スパークリング酒としても楽しめ、和食だけでなく、洋食との相性もいいという。
米粒を桜の花びらに見立てた、かわいらしいピンク色のラベルが目印。岡村さんが「女性にも飲みやすいよう。今年もすでに予約をもらっている」と喜ぶように、人気も定着しつつある。
ただ、清酒酵母で醸す古代しぼり用の赤米を使うため、多くは仕込めず、約300本の限定商品。「昨年も4月には完売した。早めに手に取ってもらえたら」と話している。
720ミリリットルで1490円。月曜休み。岡村酒造場TEL079・569・0004
























