兵庫県佐用町平福の光明寺で、約3千個の風鈴が並ぶ「風鈴まつり」が開かれている。折り鶴や短冊とともにつるされ、緑豊かな境内に心地よい音を響かせている。9月12日まで。
今年で7回目。気軽に寺を訪れてもらおうと、井上隆快(りゅうかい)住職(72)が始めた。通路の頭上にずらりと並んだ風鈴は見た目にも涼しげで、写真映えを狙う若者から音に癒やされたい家族連れまで、幅広い層に人気の催しとなっている。
今年は東京五輪の開催にちなんだ演出も。青、黄、黒、緑、赤の5色の風鈴を用意し、下から見上げると五輪マークの形になるようにつるした。井上住職は「来場の際は密を避け、自然の風景と涼しげな音色でリフレッシュしてほしい」と話す。
午前9時~午後4時。入場無料。境内につるす風鈴の奉納は400円、持ち帰りは600円。光明寺TEL0790・83・2646
(勝浦美香)