西播

  • 印刷
江戸城松の廊下に立つ浅野内匠頭を描いた特別御朱印=赤穂大石神社
拡大
江戸城松の廊下に立つ浅野内匠頭を描いた特別御朱印=赤穂大石神社

 大願成就で知られる赤穂大石神社(兵庫県赤穂市上仮屋)が赤穂藩主だった浅野内匠頭長矩(たくみのかみながのり)の特別御朱印を作った。江戸城松の廊下に立つ内匠頭の姿は意を決した表情で刃傷(にんじょう)事件前の緊迫感にあふれる。御朱印には神社名と日付が手書きされる。三つ折りの台紙も付け、内匠頭の命日の3月14日まで、初穂料500円で配る。

 元禄14(1701)年、禁を破り、江戸城内で吉良上野介(こうずけのすけ)に斬り付けた内匠頭は即日切腹となった。翌15年、家臣の大石内蔵助ら四十七士が吉良邸へ討ち入り、主君の恨みを晴らした物語は「忠臣蔵」として語り継がれる。

 「命日に向けて内匠頭の絵を」と飯尾義明宮司の依頼を受け、いとこのイラストレーター、いいおみきおさん(大阪府豊中市)が描いた。内匠頭はまなじりを決し、脇差しのつばに左手を掛け、右手で今にもつかを握ろうとする様子。吉良斬り付けの臨場感を高めた。飯尾宮司は「参拝に来る人に手に取ってもらい、内匠頭を命日に振り返る機会に」と願う。

 御朱印は縦16センチ、横21センチ。赤穂大石神社TEL0791・42・2054

(坂本 勝)

西播
西播の最新
もっと見る
 

天気(10月27日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 20℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 23℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ