神姫バスは1日のダイヤ改正に合わせ、兵庫県太子町鵤に新停留所「あすかホール前」を設置した。東行きの乗り場近くには、大型液晶画面の時刻表を設置。乗りたい便の遅延状況も分単位で表示される。町は「ホールの駐輪場や雨よけなどはそのまま活用できる」と利点をPRしている。
既存のバス停間は約700メートルあり、同ホールはそのほぼ中間地点。需要が見込まれるため町が設備投資などに約550万円を投じ、誘致が実現した。
液晶は46インチで、衛星利用測位システム(GPS)と連動。姫路駅発着路線では4カ所目という。ホール前に停車する東西の路線に加え、網干や山崎方面を南北に結ぶ「鵤バス停」の運行状況も表示する。
ホール敷地内には図書館もあり、バスを待つ時間を有効に使える。駐輪場は乗客に開放するといい、町は「通勤通学やレジャー時の『サイクル&ライド』の拠点として活用して」と呼び掛けている。(直江 純)