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電動車いすレースのご当地キャラ部門に出場するかっぱのガジロウとサラセニアの妖怪・健美(ケミィ、左)=福崎町提供
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電動車いすレースのご当地キャラ部門に出場するかっぱのガジロウとサラセニアの妖怪・健美(ケミィ、左)=福崎町提供

 ハンドル付きの電動車いすで走るレースが9月24日、兵庫県福崎町西田原の辻川山公園で開かれる。最高時速を6キロに抑えた電動車いすで公園を周回し、途中で血圧を測ったり特産のもち麦食品を食べたりするピットインもある。主催する実行委員会が65歳以上の参加者10人を募集している。(吉本晃司)

 ハンドル付きの電動車いすは、車と同じように前部にハンドルがあり、簡単な操作で曲がったり、前進・後退したりできる。足が不自由な人だけでなく運転免許を返納した高齢者らにも利用され、町内に本社を置くメーカー、福伸電機の主力製品にもなっている。

 レースは公園内の1周250メートルのコースを4周する。福伸電機が製造する「ポルカー」5台を使い、予選と決勝を行う。走行だけでは差がつきにくいことから、もち麦食によるエネルギー補給や血圧測定のピットインを設ける。優勝者には高級仕様のポルカーが3カ月間、無償貸与される。

 参加資格は65歳以上で、75歳以上の人や免許返納者を優先。血圧測定などに協力する保健師や医師らボランティアも募集している。

 ご当地キャラの部門もあり、8月下旬現在、かっぱのガジロウ(福崎町)とサラセニアの妖怪・健美(ケミィ、同県加西市)の出場が決定。他のキャラも募っている。

 実行委代表の阿部裕彦さん(48)は「妖怪のまち・福崎を盛り上げようと、昨年亡くなった友人の福崎町職員、小川知男さんがこの公園を中心に頑張っていた。面白い企画で追悼になれば」と話し、来年以降も続けていきたいとしている。

 参加希望者は阿部さんに電話(090・3267・3120)かメール(locker@dancemaestro.jp)で。

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