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のじぎく賞を受けた可藤唯羽さん(前列中央)と心羽さん(同右)。両親と妹の前で誇らしげだった=たつの市龍野町富永、たつの署
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のじぎく賞を受けた可藤唯羽さん(前列中央)と心羽さん(同右)。両親と妹の前で誇らしげだった=たつの市龍野町富永、たつの署
憧れの白バイにまたがらせてもらった可藤唯羽さんと心羽さんら姉妹=たつの市龍野町富永、たつの署
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憧れの白バイにまたがらせてもらった可藤唯羽さんと心羽さんら姉妹=たつの市龍野町富永、たつの署

 迷子の5歳男児を保護して警察官に引き渡したとして、兵庫県たつの市立揖西西小6年の可藤唯羽(ゆいは)さん(11)と5年の心羽(ここは)さん(10)姉妹に県の善行賞「のじぎく賞」が贈られた。伝達式で村本三千雄・たつの署長は「素晴らしい行動。将来はぜひ警察官に」とラブコールを送った。

 7月14日午後6時半ごろ、2人が自宅近くの住宅街を散歩していると、幼い男の子が1人で「ママがいない!」と泣いていた。声をかけたが、自分の家が分からないという。

 近所だと思って一緒に捜し歩いてみたが、家はなかなか見つからない。困り果てていたところ、白いスクーターの制服警察官を見つけた。署員は近くで別の件を処理しており、姉妹は駆け寄って「迷子です」と声をかけて引き渡した。

 男児は、連絡を受けて到着したパトカーに乗せられ署に向かうところだったが、男児を捜していた母親がパトカーを呼び止め、無事、再会できた。男児は母親が下の子をあやそうと外に出た数分間に1人で外に出てしまったという。

 村本署長は「富山県では2歳児の捜索が続いている。スピード解決できてよかった」と喜び、姉妹の母・紗織さん(44)は「帰りが遅いと怒ろうと思ったら逆にほめることに」とにっこり。姉妹は憧れの白バイにまたがらせてもらい「すごい賞をもらっちゃった」とはしゃいでいた。(直江 純)

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