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川西英と祐三郎さんの父子の版画が並べられた展示=室津海駅館
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川西英と祐三郎さんの父子の版画が並べられた展示=室津海駅館
竹久夢二が旅館のおかみを描いた「室の津」(たつの市提供)
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竹久夢二が旅館のおかみを描いた「室の津」(たつの市提供)

 室津海駅館(兵庫県たつの市御津町室津)で、特別展「描かれた室津 竹久夢二から森崎伯霊(はくれい)まで」が開かれている。室津を訪れた近現代の画家の作品約70点を展示。日本遺産に選ばれた港町の風情をさまざまなタッチで楽しめる。27日まで。(直江 純)

 竹久夢二は1917(大正6)年に室津の旅館「きむらや」に滞在。おかみがモデルとされる作品を皮切りに「室之津もの」を生み出した。作家司馬遼太郎と「街道をゆく」の取材で同旅館に滞在した洋画家須田剋太の作品も借り受けた。

 夢二に影響を受けた神戸の版画家・川西英(ひで)(1894~1965年)は室津の浄運寺に肉筆スケッチを残していた。三男で2014年に死去した川西祐三郎さんの色刷り版画も紹介する。

 姫路の日本画家・森崎伯霊(1899~1992年)は穏やかな海と賀茂神社の森を対比的に描写。明石出身の須飼秀和さん(45)が緻密に家々を描いた作品は、岩波ジュニア新書の表紙にも採用されている。

 6日には姫路市立美術館の高瀬晴之学芸員の記念講演会(無料)、20日には神戸芸術工科大の谷口文保准教授によるステンシル技法のワークショップ(要入館料)がある。いずれも午後2時からで要予約。

 月曜と4、24日休館。高校生以上200円、小中学生100円。同館TEL079・324・0595

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