兵庫県宍粟市の農業、谷口博さん(73)の畑に、奇妙な棒状のものが生えている。高さは70センチほど。紫と赤が混ざったような色合いで、花びらのようなものに包まれた中央部分から、太くて長い棒が空に伸びる。草? 木? 花? 調べてみると、身近な食べ物になるあの植物だった。(村上晃宏)
谷口さんの畑は約600平方メートル。レタスやキャベツ、ジャガイモ、タマネギなど、多彩な野菜を育てる。この棒状のものは、そんな畑の隅に1本だけ生えていた。
谷口さんによると、4月10日ごろ、茶色くて帽子をかぶったようなものが地面から出てきた。その後ぐんぐん大きくなり、10日ほどで今の姿に成長したという。だが、これが初めてではないそう。谷口さんは「数年ごとに姿を見せるよ」と話す。
「これはコンニャクの花ですね」。写真を見た同県立フラワーセンター(加西市)の松井省三相談員が、そう教えてくれた。花は4年以上作付けされたコンニャクの球茎から咲くといい、通常は3年で球茎を収穫するため、花を見かけることは少ないという。
松井さんによると、花びらに見えるのは、葉っぱが変容した「仏炎苞(ぶつえんほう)」、突き出た棒状の部分は「付属体」と呼ばれる。白いブツブツの部分が「花」に当たり、下部が雌花群、上部が雄花群に分かれているという。悪臭を放ち、腐敗臭を好むハエなどに受粉を手伝ってもらう仕組みだ。
谷口さんはコンニャクの球茎を植えたことはないが、畑は父から受け継いだもので、「昔に植えたのかな」と首をかしげる。「一見、花には見えないね。皆さんにもこんな花があることを、ぜひ知ってほしい」と笑った。

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