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知事選「あなたの?に答えます」

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民間企業での都市開発の経験をアピールする中川暢三氏=神戸市中央区
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民間企業での都市開発の経験をアピールする中川暢三氏=神戸市中央区

 【質問】知事選に立候補を予定している中川暢三氏(65)は1年間に何度も選挙に出ているようですが、元々どのような経歴を持っている人ですか? 選挙にはお金も時間もかかると思いますが、自身の生活もあるでしょうし、仕事などはどうしているのでしょうか?

 中川氏によると、信州大卒業後の1979年、ゼネコン大手・鹿島に入社。80年にいったん退職し、松下政経塾の1期生として1年半通いました。塾を設立した松下幸之助の薫陶を受けたかったそうです。同期には野田佳彦元首相らがいますが、途中で退塾したため卒塾生には含まれません。

 鹿島に復職して都市開発畑を歩み、東京の複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」などの開発に関わったと言います。46歳で退職した時の役職は「開発事業本部企画管理部次長」。こうした経験から中川氏は「民間開発の経験を生かし、行政資産を収益化できる」と主張します。

 加西市長時代は市中心部にあった三洋電機の工場が閉鎖。地元商店からは跡地に工場誘致を望む声も出ましたが、住民を説得して大型商業施設の進出を実現したといいます。

 多彩なアイデアを評価する声があった一方、市議会や職員は「ワンマン」などと反発し、就任2年後の2007年に2度の不信任決議で失職。出直し選で2期目の当選を果たしました。

 12年8月からは橋下徹・大阪市長(当時)の公募に応じて同市北区長を務め、大阪都構想の住民説明などを担いました。しかし「都構想だけが改革ではない」と矛盾を感じ、14年2月で辞職したということです。

 現在は情報処理会社を経営しています。従業員は3人で昨年度の年商は8千万円。貯蓄を生かした資産運用の収益もあるそうです。

(中川氏担当・古根川淳也)

2021/6/24

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