中山間地域の農業が見捨てられている。丹波市に移住し、10年余り営農してきた実感だ。70代以上の小規模農家が農業機械の故障をきっかけに離農し、新規就農した若手世代は経営に苦しんで定着しない。「1次産業の現場の声を届けないといけない」。立候補の動機を語る。
2024年の衆院選から数えて3回目の挑戦となる。25年の参院選から参画する無所属連合は党議拘束がなく、健全な議論ができる環境という。
勝敗ラインについて与党で過半数を掲げる高市首相に「強行採決できる議席数の確保は、議論の放棄をもたらしかねない」とした上で「今回の解散は正当な理由がない」と非難する。
気候変動や米価高騰など食を取り巻く問題に直面し、日本の食料の未来が立ち行かなくなると懸念する。生産基盤の維持・拡大へ、小規模でも経営が成り立つ支援、農業従事者を増やす魅力づくりに取り組むべきと唱える。
戦争に巻き込まれるリスクが高まっているとして、憲法9条改正に反対する。移民問題も争点にしたい考えで、文化の違いによる問題が起きる前に受け入れるための法整備が必要と説く。
5区は南北に広く、地域ごとに特性があり、基幹産業も異なる。「山から海まで自然は循環していて、人はそこから資源や食料を得て生きている」。身近な自然と共生する中山間地域に人を呼び込み、持続可能な社会の実現を目指す。(伊藤颯真)
【メモ】1982年生まれ、早稲田大学高等学院卒、早大教育学部中退。妻と一緒に約4ヘクタールで黒枝豆やニンジン、小麦などを栽培し、自然と触れ合うのが楽しみ。農作業で体を動かすことから、合気道に興味を持ちたしなむ。趣味はサウナ。「ととのう」と考え事が整理され、すっきりするという。
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