伊丹市は21日、オンラインの特定保健指導業務を委託している業者のシステムに不正アクセスがあり、市民20人分の個人情報が漏えいしたと発表した。現時点で二次被害は確認されていないという。
市健康政策課によると、対象者は市国民健康保険に加入する40歳以上で、栄養士からアプリで特定保健指導を受けていた20人。住所▽氏名▽性別▽生年月日▽健診結果▽被保険者番号-が流出したという。
同課によると、今月11日、委託先の健康管理会社「Y4.com(ワイフォードットコム)」(東京都)が外部からの不正なアクセスを確認。サーバー内のアクセスキーが何らかの原因で流出して何者かに情報が抜き取られ、身代金の要求があったという。
市は情報が流出した20人に謝罪する。同社はシステムのセキュリティーを強化するとともに、パスワードを変更した。(浮田志保)