調査報告書の内容について説明する第三者委員会の曽我智史委員長=8日午後、相生市相生6、市文化会館なぎさホール(撮影・辰巳直之)
調査報告書の内容について説明する第三者委員会の曽我智史委員長=8日午後、相生市相生6、市文化会館なぎさホール(撮影・辰巳直之)

 陰口から暴言、暴行、交流サイト(SNS)での中傷へといじめ行為が加速する中、学校側は表面的な対応に終始した。相生市の中学2年の男子生徒=当時(13)=が昨年3月に自殺した問題で、生徒のSOSは校内で共有されず、逆に不適切な対応で追い詰めた。第三者委員会の曽我智史委員長は「生徒から丁寧に話を聞いていれば、状況は変わっていた」と厳しく批判した。

■性的な内容のメモを教員が拾って授業中に読み上げ、教室内に笑い声が…