加古川市立中学2年の女子生徒=当時(14)=が2016年、いじめを原因に自殺し、遺族側が市に損害賠償を求めていた訴訟で、25日和解が成立した。和解条項に記された通り、市教育委員会は「いじめ防止対策改善基本5カ年計画」(18~22年度)を策定、外部の専門家による検証委員会が取り組みをチェックしてきた。5カ年終了後の23年度以降は、単年度の「いじめ防止対策計画」や「対策プログラム」を策定し、評価・検証を続けている。和解条項には、今後3年間、遺族側に年1回現状などを書面で報告することが盛り込まれ、継続した取り組みが求められている。(宮崎真彦)
■今後3年間、遺族側に年1回現状報告