文部科学省が29日に発表した4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果で、兵庫県内の小学6年生と中学3年生は、算数・数学で全国平均正答率を上回った。例年「弱い」とされてきた国語は全国平均並みになった。「将来の夢や目標がある」と答えた中3は3年連続で減少。小6の割合は昨年比で微増したが、10年前からは約5ポイント下がっており、県教育委員会はキャリア教育を拡充させる方針という。(鈴木雅之)
県教委によると、調査に参加したのは、県内公立学校のうち、小6は730校4万3275人、中3は341校3万8660人。国語、算数・数学の2科目で実施した。