兵庫県の斎藤元彦知事らを文書で告発した元西播磨県民局長が死亡した一連の問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)の第5回会合が23日午前、始まった。初めて証人尋問が行われ、斎藤知事のパワハラ疑惑を調べるために職員6人が証言台に立つ。
告発文書に書かれた7項目の疑惑のうち、百条委はパワハラ疑惑に関する調査を先行。23日は職員6人を非公開の秘密会で尋問する。会場のある県庁3号館5~7階は関係者以外立ち入り禁止となり、インターネット中継も行わない。
この日の会合では、百条委が職員約9700人を対象に実施したアンケートの中間報告も公表される予定。関係者によると5日までに回答した4568人のうち、実際に知事のパワハラを目撃したり、直接知っている人から聞いたりしたと回答したのは約1割の525人に上った。