丹波篠山特産の「丹波篠山黒枝豆」=2023年10月、丹波篠山市内
丹波篠山特産の「丹波篠山黒枝豆」=2023年10月、丹波篠山市内

 丹波地域を代表する秋の味覚で全国的に名高い、丹波篠山市特産の黒枝豆の販売解禁日が7日に決まった。高温・少雨の影響で豆のさやのふくらみが遅れ、例年よりやや遅めの解禁となる。収穫を体験できる観光農園もあり「本場の味や粒の大きさを楽しんで」と生産農家らはPRしている。

 市内では多くの農家が、地元発祥で大粒の黒大豆「丹波黒」を栽培。完熟した黒豆は、おせち料理の定番の黒豆煮に使われる高級品だが、近年はさやが熟する前に収穫する黒枝豆も人気が高い。市のふるさと納税返礼品にもなっている。

 7日には丹波篠山市郡家の農場で、解禁を祝うセレモニーが開催される。黒枝豆は、直売所など市内約100カ所で販売予定。市ホームページで販売店の地図を掲載している。市農都政策課TEL079・552・1114

(堀井正純)