玉串を納め、かしわ手を打つ阪神タイガースの藤川球児新監督(手前右)=6日午前、西宮神社
玉串を納め、かしわ手を打つ阪神タイガースの藤川球児新監督(手前右)=6日午前、西宮神社

 プロ野球が28日に開幕するのを前に、阪神タイガースの選手や関係者ら約150人が6日、西宮市社家町の西宮神社で必勝祈願祭に臨んだ。藤川球児新監督の下、球団創設90周年の節目に2年ぶりのセ・リーグ制覇と日本一を目指す。

 2023年に18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を成し遂げた阪神は昨季リーグ2位、クライマックスシリーズはファーストステージで敗退して連覇を逃した。

 午前10時ごろ、境内に球団歌「六甲おろし」が流れ始め、開幕投手を任される南あわじ市出身の村上頌樹投手(26)やホーム開幕戦(4月1日)先発予定の才木浩人投手(26)=神戸市西区出身=らがユニホーム姿で登場。参道両側に並ぶファンらの声援に手を振るなどして応えた。

 参拝を終えた中野拓夢選手会長(28)は「まだまだ完璧な状態ではないが徐々にいい仕上がりになっている。90周年の節目。チーム一丸となって戦っていきたい」と話した。(吉田敦史)