兵庫県の告発文書問題で、告発文書を作成した元西播磨県民局長の公用パソコン(PC)に保存されていたとされる私的情報について、県が非公開としたのは違法だとして、東京のメディア戦略コンサル会社が2日、決定取り消しを求めて神戸地裁に提訴した。
訴状によると、公用PC内の情報は告発の背景などと密接に関連し「開示によって得られる公益性が優先する」と主張している。
同社代表取締役の男性(49)は昨年12月に情報公開請求。県は同月、県情報公開条例が定める「通常他人に知られたくないと認められるもの」に該当するなどとして非公開にした。