任期満了に伴う宝塚市長選は13日投開票され、無所属新人の小児科医森臨太郎氏(54)が初当選した。いずれも無所属新人の元宝塚市議大川裕之氏(50)=自民、維新推薦=と、元兵庫県議の小西彦治氏(53)を破り、森氏は「市民と対話をしながらオール宝塚で市政を前に進め、輝きを取り戻したい」と抱負を語った。
森氏は英国保健省組織や国連での勤務実績を掲げ、市立病院を拠点とした医療、福祉、介護のネットワークの構築などをアピール。立憲民主、共産、社民党の地方議員の支援を受けつつ、「無所属市民派」を掲げて無党派層にも浸透した。投票率は36・97%で、前回から5・68ポイント下がった。
自民、維新から推薦を受けた大川氏は事実上の「保守系統一候補」として挑んだが届かず、小西氏も及ばなかった。(池田大介)