れいわ新選組は21日、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に、元国連教育科学文化機関(ユネスコ)職員の新人米村明美氏(65)を公認候補として擁立すると発表した。同日、神戸市内で記者会見した米村氏は「教育を通して社会的不平等を是正し、戦争のない持続可能な社会をつないでいきたい」と述べた。
米村氏は広島県出身。関西外国語大を卒業後、米州開発銀行などを経て2002~21年にユネスコ職員としてフランスやインド、エチオピアなどで勤務し、帰国後は関西外大で教授を務めた。現在は神戸市在住。
会見で米村氏は、母子家庭で育ち留学資金を稼ぐのに苦労した経験を踏まえ、教育無償化や教員の待遇改善を公約に掲げると説明。20~30代の頃に神戸市で暮らしたといい「非核神戸方式を掲げる神戸から、軍事費でなく教育にお金をかける社会を訴える」とした。(井上太郎)