第三者調査委員会の報告書と斎藤元彦知事の受け止め
第三者調査委員会の報告書と斎藤元彦知事の受け止め

　兵庫県の斎藤元彦知事らを巡る告発文書問題で、第三者調査委員会がまとめた報告書の指摘に対し、斎藤知事は受け入れる部分を取捨選択している。パワハラは認めて謝罪する一方、最大の焦点でもある公益通報者保護法違反は真っ向から否定し、自身の考えに沿う部分のみ会見などで引用する場面が目立つ。他の自治体で第三者委の委員長を経験した有識者は「極めて異例な反応で、違和感がある」と指摘する。