1945年6月22日の姫路空襲で、門徒37人が犠牲になった真宗寺(姫路市城東町)に一冊の日記が残されている。当時の住職が寺での出来事をつづったもので、その日のページには、雨のように降り注いだ爆弾が本堂や家々を焼き尽くす様子などが克明に記されている。孫にあたる後藤和樹住職(50)は「記録と記憶が残る寺として空襲の悲惨さを伝えたい」と、22日に「平和のつどい」を本堂で開く。(金 慶順)
緑色の表紙をした約200ページの「寺務日記」(横13・5センチ、縦19センチ)。記述は43年3月から始まる。空襲当時、34歳だった故・後藤法城住職(94年に83歳で死去)がしたためた。
























