任期満了に伴う兵庫県上郡町長選と町議選（定数１０）が２４日、告示された。町長選には、新人で前副町長の樫村孝一氏（６６）、同じく新人で元衆院議員秘書の琴川邦寛氏（７０）、再選を目指す現職の梅田修作氏（５６）が、いずれも無所属で立候補し、三つどもえの構図が確定した。町長選、町議選とも投開票は２９日。
町の人口は１万４千人を切り、３０年間で３割近く減少。まちの活力低下が懸念され、定住促進や産業振興、医療・福祉の充実策が問われる。産業廃棄物最終処分場建設計画を巡っても論戦が交わされる見通し。
樫村氏は開発済みの住宅団地の活性化を主張し、琴川氏は高齢者施策の充実を訴えた。梅田氏は産業のブランド化を掲げた。
町議選には現職９人、新人２人の計１１人が立候補した。党派別では公明党１人、共産党１人、無所属９人。（佐藤健介）
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