兵庫県選挙管理委員会は21日、20日に投開票があった参院選兵庫選挙区の投票者数が270万8511人に上り、投票率が60・47%だったと発表した。投票率が60%を超えるのは、社会党(当時)による「マドンナ旋風」で参院での与野党が逆転した1989年(65・01%)以来、36年ぶり。前回2022年参院選よりも8・85ポイント高かった。
また、期日前投票の投票者数は112万9836人を数え、期間が今回より1日長かった22年の前回選よりも29万2267人増えた。県選管によると、期日前投票者数は衆参合わせた国政選挙で過去最多という。
89年の参院選では、神戸市出身の土井たか子委員長が率いる社会党が各地で女性候補を擁立。改選前の2倍以上となる46議席を獲得し、マドンナ旋風と呼ばれた。与党自民党は議席を66から36に減らしたことから参院では与野党が逆転し、「山が動いた」との名言も生まれていた。
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